ブドウの入っていない樽から、ワインをしぼることは、出来ない。

夏休み読書を楽しもう!

うちの子は、読む力がない!?

長文読解をするか、 一般教養を身に着けるか!?   結論から言うと、 一般教養である。

一般教養・語彙力の育っていない生徒さんは、文章読解において、根本的に表されている内容が分からないのでテクニックを身に着けても、適切な解答を見つけることは難しい。逆に一般教養豊かなお子さんは、語彙力が豊かなので、読解のテクニックを身に着けると、いわゆる「長文読解という国語力」は、一年程度で充分に受験に対応できるレベルの読解力に到達する。

英検2級の(1)に語彙の四択問題が20問ある。新聞や読書に親しんでいる生徒さんの場合には、4つの選択肢のうちの2つは、日本語になっている外来語である。英語の単語力ではなくて日本語の語彙力が合否の分かれ目になっている。日本語をしっかり身に着けるということが英語を学ぶということと同義語である。

慶応大学では、入試に長文読解を課さない。受験科目に「国語」を設置しておらず、その代わりに小論文試験を行っている。小論文試験が国公立の後期日程以外で受験科目に登場すること自体珍しい。しかも、慶大の小論文では、非常に高い読解力・分析力・論述力が求められるため、しっかりと対策しないと得点につながらない。そのような意味で、日常生活での読書と新聞との親しみは、記述式と論文時代に欠かせない。

「読書」と「子ども新聞」を日常生活の愉しみに! そしてその内容のアウトプットは、読書の楽しみを一層膨らめるに違いない。ブドウの入っていない樽から、ワインをしぼることは、出来ない。じっくり熟成、味見ばかりしていては、最後は空っぽになる。

夏休み一日一冊、或いは一週に一冊の愉しみをマイペースで、そして読書日誌を、それが豊かな成長につながります。

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